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甲賀のお米を、多くの人に知ってもらうには
高い品質を守り
高めてゆく人々のたゆまぬ努力と
農地や技術の継承が不可欠でした。

鹿深サービスでは、
高齢で廃業を余儀なくされた
農家の土地を預かり、米作りを行っています。
米作りを始めて、改めて感じたのは
甲賀の山と水と土が米作りに相応しいこと。
それが、近江米の中でも
甲賀米が特に美味しいと称される所以です。

遡ること３００万年前。
忍びの里・甲賀は、琵琶湖の底にありました。

その80万年もの間に蓄積された
ミネラル豊富な土壌
鈴鹿山脈から流れ込む清らかな水
盆地特有の昼夜の寒暖差。

鹿深サービスでは
恵み豊かなこの地の田んぼで
地の利を活かした
美味しい米づくりを行っています。

古琵琶湖層と呼ばれるこの土は
ミネラルがたっぷり含まれ、とても健康。
だから、農薬や化学肥料に頼らない
地球に優しい土作りを行っています。

また、改善点は翌年への繰越目標とし
土壌に合った品種を育てる
有機肥料や堆肥で栄養を補うなど
品質を重視した栽培方法を追求しています。

そんな土壌だからこそ
たわわに実るほどに
首を垂れる鹿深米が育つのです。

まるでキラキラ輝く宝石みたい――。
そう比喩される鹿深米。

その秘密は 籾摺り選別機にかけた後、
石抜き機や色彩選別機で
小石や着色米、未熟米など雑味を取り除き
さらに、最終選別機で小粒米を除去するから。
それは、鉱物の中から
原石を振るい出す作業に似ています。

白くきらめく大粒のお米は
お客様の口を意識するからこそなし得た
こだわりの結晶なのです。